「遠赤外線ヒーター」について

ファンヒーターの種類の1つ、「遠赤外線ヒーター」の特徴などについて説明します。
遠赤外線ヒーターは、発熱体を利用したヒーターで、電源を入れると赤く熱せられます。「電気ストーブ」と呼ばれるものもこの種類のヒーターで、部屋全体を暖めるためではなく、ピンポイントで暖めるのが特徴です。赤外線ヒーターは本体価格が安くて、すぐに暖まることがメリットです。デメリットは、ピンポイントでしか暖めることができないことと、熱せられた部分を触って火傷する危険性があることです。
遠赤外線ヒーターは、暖かさを作り出す「発熱体」の違いで種類が分かれ、“熱効率性”や“遠赤外線の放出量”も違ってきます。それでは、その種類について紹介します。
「二クロム線電気ストーブ」は、二クロム線コイルを石英ガラスの間に入れたものが発熱体で、一番シンプルな遠赤外線ヒーターです。シンプルな作りなので本体価格が安いことがメリットです。でも、それだけ遠赤外線の放出量が少ないので、パワーも弱いことがデメリットです。
「ハロゲンヒーター」は、“ハロゲンランプ”を発熱体に使用した電気ヒーターです。「近赤外線」を多く放出するので、人体に吸収されにくく暖かさも感じにくいです。上位機種が「カーボンヒーター」で、こちらは体の芯まで暖める効果があるということから、最近では、カーボンヒーターを選ぶ人が多くなり、ハロゲンヒーターの出荷台数が徐々に少なくなっています。
「カーボンヒーター」は、“炭素化合物”を発熱体に用いた電気ヒーターで、ハロゲンヒーターの2倍の遠赤外線放出量があります。また、カーボンヒーターの上位機種には、“黒鉛”を発熱体に用いた「グラファイトヒーター」もあります。
電気ストーブの中で、もっとも赤外線の放出量が多いのが、「シーズヒーター」です。こちらは、二クロム線を絶縁体で包んで金属製のパイプに入れたものが発熱体です。暖めるパワーは大きいですが、暖まるまでに約5分と、時間がかかることがデメリットです。